飯田宗孝 氏(いいだむねたか)
バレエダンサー、指導者[日本]
2022年 5月7日 死去享年66歳
飯田 宗孝(いいだ むねたか、1957年10月22日 - 2022年5月7日)は、日本のバレエダンサー、バレエ指導者である。
1980年にチャイコフスキー記念東京バレエ団に入団し、主力ダンサーの1人となってクラシックからコンテンポラリーに至る幅広いレパートリーを踊った。
彼が初演者となった『ザ・カブキ』の「定九郎」は、振付家モーリス・ベジャールがそのキャラクターに触発されて創造したものであった。
バレエ・マスターとして後進の指導にも携わり、2004年から東京バレエ団の芸術監督に就任している。
経歴=
16歳のときからショービジネスの世界に入り、クラブやホテルで舞台に出演していた。
クラシックバレエの道に進んだのは、23歳のときであった。
1980年、チャイコフスキー記念東京バレエ団に入団し、クラシックからコンテンポラリーに至る幅広いレパートリーでさまざまな役柄を踊り演じた。
1983年、飯田にとって決定的な転機が訪れた。
この年の秋、ベジャール振付の『さすらう若者の歌』(グスタフ・マーラー音楽)を溝下司朗とともに踊って好評を得た。
本来飯田は、この作品ではアンダースタディであった。
リハーサル時にベジャールは直接飯田の踊りを見て、正式なキャストに登用した。
1986年に初演されたベジャール振付『ザ・カブキ』(黛敏郎音楽)では、「定九郎」と「師直」を踊り演じた。
とりわけ定九郎については、ベジャールが飯田のキャラクターに触発されて ……
飯田宗孝さんが亡くなってから、2年と198日が経ちました。(929日)