フランツ・ブレンターノFranz Clemens Honoratus Hermann Brentano
哲学者、心理学者[オーストリア]
1917年 3月17日 死去享年80歳
フランツ・ブレンターノ(Franz Clemens Honoratus Hermann Brentano、1838年1月16日 - 1917年3月17日)は、オーストリアの哲学者、心理学者。
哲学の世界に志向性の概念を再導入し現象学の基盤を作った。
作用心理学の祖。
論理学においては判断の理論を展開した。
エドムント・フッサール、アレクシウス・マイノングなどに多大な影響を与えた。
ブレンターノに指導を受けた、あるいは強い影響を受けた学者らを「ブレンターノ学派」とも呼ぶ。
ふつうブレンターノ学派にフッサールとフロイトは含めないが、もし含めたとすると、ヨーロッパ大陸で20世紀に登場した哲学的運動の中でブレンターノに無関係なものを見つけることはできないとも言われるほど広汎な影響を与えた。
「ブレンターノは最もよく引用される哲学者の一人だが、最も研究されることの少ない哲学者の一人である」と評されるなど、現代のブレンターノをめぐる状況は奇妙な様相を呈している。
こうしたブレンターノをめぐる状況を「ブレンターノ・パズル」と呼んで、ブレンターノが現代の哲学の中で見えなくなっていること(Brentano's invisibility)が問題視されることもある。
生涯=
フランツ・ブレンターノは、1838年に、バイエルン王国アシャフェンブルクのイタリア出身のドイツの名門ブレンターノ家の子として、ボッパルト付近、ライン川沿岸マリーエンブルクで生まれた。
ドイツ・ロマン主義の代表的な小説家クレメンス・ブレン ……
フランツ・ブレンターノが亡くなってから、107年と249日が経過しました。(39331日)