井上旭 氏(いのうえのぼる)
フランス料理シェフ[日本]
2021年 11月6日 死去享年76歳
井上 旭(いのうえ のぼる、1946年 - 2021年11月6日)は、日本のフランス料理人。
経歴=
1946年鳥取県出身。
1966年単身渡欧、スイス、ドイツ、ベルギーを経て、フランスのラセール(Lasserre(フランス語版)、パリ)、トロワ・フェザン(Trois Faisans、ディジョン)、トロワグロ(Troisgros(フランス語版)、ロアンヌ)、マキシム(Maxim's<マキシム (フランスのレストラン)>、パリ)で修業。
1972年帰国。
シャドネ(飯倉片町)、花の木(福岡)のシェフを歴任、1976年レカン(銀座)のシェフに就任。
独立して、1979年ドゥ・ロアンヌ(京橋)、1984年シェ・イノ(京橋)、1995年マノワール・ディノ(渋谷)、2004年ドゥ・ロアンヌ(恵比寿)開店。
2004年シェ・イノ(京橋)移転、2010年ポンドール・イノ(日本橋)開店。
1993年東京サミットで料理・サービスを担当。
エピソード=
渡欧時には、当時、街場の料理人にとって唯一の手段であったサリー・ワイル(Saly Weil, 1897-1976<ホテルニューグランド(横浜)の元総料理長>)が1956年に設立した日本人研修生受入制度を利用せず、当時職を得ていた京都ステーションホテルのフロントマンに紹介状を書いてもらい、自らシーガルテン・ホテル(Seegarten Hotel、スイス)を探し出し、単身渡瑞した。
修行時代のトロワグロでは、ジャン・トロワグロ(Jean-Baptiste Troisgros, 1898-1974)の薫陶を得て、ソーシエに求められる基本技術を体得、日本人初のソース部門長を任され、後に「ソースの井上」と呼ばれる基礎を築 ……
井上旭さんが亡くなってから、3年と15日が経ちました。(1111日)