牧阿佐美 氏(まきあさみ)
バレリーナ、振付師[日本]
2021年 10月20日 死去大腸がん享年88歳
牧 阿佐美(まき あさみ、1934年5月12日 - 2021年10月20日)は、日本のバレリーナ、振付家。
位階は従三位。
文化功労者。
文化勲章受章者。
本名は福田 阿佐美(ふくだ あさみ)。
別名義として橘 秋帆(たちばな あきほ)を用いた。
牧阿佐美バレヱ団総監督、新国立劇場舞踊芸術監督、新国立劇場バレエ研修所長などを歴任した。
来歴=
生い立ち=
東京府東京市(現在の東京都杉並区阿佐谷)生まれ。
バレエダンサー、インド文化研究家の牧幹夫を父に、バレリーナ、振付家、バレエ指導者の橘秋子を母に持つ。
1933年5月12日に誕生。
両親は牧の出生届を翌年まで提出せずにいたため、そのことを知った祖母が秋子の従姉妹の子として手続きを行った。
戸籍には「昭和9年生まれ」「福田サクの養女」と記されている。
牧のプロフィールに「昭和9年生まれ(1934年)」となっているのはこのためである。
母の秋子はバレエダンサーとして身を立てたばかりであり、また当時はバレリーナが結婚・出産することは舞踏家として不利になることが多かったため、生後18日から小学5年生まで他家に預けられ育つ。
父母の結婚は双方の家族から宗教の違いなどを理由に反対を受けていたこともあり、正式なものではなかったという。
母の秋子は、バレエの早期教育を提唱していたため、牧も4歳の頃より文京区小石川から杉並区宮前にあった母が主宰する橘バレエ学校に通ってレッスンを受けた。
同年 ……
牧阿佐美さんが亡くなってから、3年と32日が経ちました。(1128日)