ブルーノ・ネトル 氏Bruno Nettl
音楽学者[チェコスロバキア→アメリカ]
2020年 1月15日 死去享年91歳
ブルーノ・ネトル(Bruno Nettl、1930年3月14日 - 2020年1月15日)は、民族音楽学者、音楽学者。
生涯=
1930年にチェコスロバキアのプラハに生まれ、1939年にアメリカ合衆国へ移住し、長じてインディアナ大学でジョージ・ヘルゾーグの下で学び、さらにミシガン大学に学んで、1964年からはイリノイ大学で教えはじめ、そこで最後は音楽と人類学の名誉教授になった。
ネトルは死去するまで、パートタイムで教鞭を執り続けた。
おもに民族音楽学活動したネトルは、インディアン(1960年代、1980年代:ブラックフット・ミュージックを参照)を対象としたほか、イラン(1966年、1968年/1969年、1972年、1974年)や、南インド(1981年/1982年)においてもフィールド調査をおこなった。
民族音楽学会の会長を務め、学会誌『Ethnomusicology』の編集人でもあった。
ネトルは、名誉博士号をイリノイ大学、カールトン・カレッジ、ケニオン大学、シカゴ大学から贈られた。
また、小泉文夫音楽賞を受賞し、アメリカ芸術科学アカデミーのフェローであった。
ネトルは、米国学術団体評議会によって、2014年のチャールズ・ホーマー・ハスキンス賞講演者 (Charles Homer Haskins Prize Lecturer) に選ばれた。
学者として、教授としての長い経歴の中で、ネトルは世界各地で顕著な活動をしている民族音楽学者たちの多くを教え育て、その弟子たちの中には、フィリップ・ボールマン、クリストファー・ウォーターマン (Christopher Waterman)、マルチェ ……
ブルーノ・ネトルさんが亡くなってから、4年と311日が経ちました。(1772日)