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井上貞治郎(いのうえさだじろう)

実業家、レンゴー 創業者[日本]

(強固な段ボール箱の開発に成功)

1963年 11月10日 死去享年83歳

井上 貞治郎(いのうえ ていじろう、明治14年〈1881年〉8月16日 - 昭和38年〈1963年〉11月10日)は、日本の実業家。
「段ボール」の実用新案を取得。
大量生産と強固な段ボール箱の開発に成功し、聨合紙器(現社名・レンゴー)を設立した。
「日本の段ボールの父」と評される。
経歴[編集] 兵庫県姫路市郊外で農業を営む長谷川家の三男として生まれた。
2歳の時に、兵役を逃れるため遠縁にあたる井上家の死籍相続人になる。
高等小学校を卒業後、1895年から神戸の商家で丁稚を始める。
その後中国料理店、パン屋、石炭屋等職を転々とする。
1905年には妻・お雪と別れ、1人満州に旅立つ。
1909年に放浪の旅から立ち直り、東京で「三盛舎」(後に「三成社」と改名)を創業。
国産ダンボール紙を技術的に完成。
1920年、聨合紙器株式会社が設立された。
人物[編集] 自身の哲学として「きんとま」というものを掲げている。
「きん」「と」「ま」に分けられ、「きん」はお金と金のように固い意志。
「と」は接続詞の「と(and)」。
「ま」は「真心」の「ま」と「時間」の「間」である。
この4つを大切にせよとし、レンゴーの理念にもなっている。
レンゴーが創業50周年を迎えた1959年には、『生涯の一本杉』という自叙伝を発刊するとともに、日本経済新聞社で「私の履歴書」を執筆。
青少年時代の波瀾万丈の人生が読者を魅了したことから、同社の地元テレビ局である朝日放送が ……

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井上貞治郎が亡くなってから、60年と260日が経過しました。(22175日)

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