本郷新 氏(ほんごうしん)
彫刻家[日本]
1980年 2月13日 死去享年76歳
本郷 新(ほんごう しん 、1905年(明治38年)12月9日 - 1980年(昭和55年)2月13日)は、日本の彫刻家。
新制作協会彫刻部創立会員。
息子は俳優の本郷淳、義娘(息子の妻)は柳川慶子。
孫は俳優の本郷弦(無名塾所属)。
来歴=
北海道札幌区(現札幌市)生まれ。
父・敏慎(びんしん)は島根県松江市出身で、札幌農学校を卒業後に種苗・農具の会社を設立した。
母・楯(じゅん)は山形県鶴岡市出身で、スミス女学院を卒業。
キリスト教的な雰囲気の教育方針をとった。
6人兄弟の次男。
実家は南1条西13丁目。
1919年、旧制・札幌第二中学校(現北海道札幌西高等学校)に入学。
父の経営する会社が東京に進出したことから、東京の順天中学校に転入。
東京在住時に展覧会を見て回るようになり、美術への関心を高める。
父の言いつけにより札幌に帰郷し、1923年に旧制・北海中学(現北海高等学校)に転入。
美術部及びサッカー部に所属した。
南部忠平は級友であった。
東京美術学校志望だったが親に反対され、産業との関係が深い東京高等工芸学校彫刻部(現千葉大学工学部)に1925年に入学。
作品が完成するたびに高村光太郎のもとを訪れ批評を受けた。
ただしこの頃の高村はすでに彫刻を離れ、詩作に専念していた時期であった。
教授に造幣局への就職を斡旋してもらうも、断って彫刻家を目指す。
学校ではメダル彫刻を徹底的に叩き込まれたために、レリーフ彫刻が ……
本郷新が亡くなってから、44年と282日が経過しました。(16353日)