大村彦次郎 氏(おおむらひこじろう)
文芸評論家、元編集人[日本]
2019年 8月30日 死去下咽頭がん享年87歳
大村 彦次郎(おおむら ひこじろう、1933年9月27日 - 2019年8月30日)は、日本の編集者、文芸評論家。
東京府出身。
経歴=
東京市茅場町生まれ。
日本橋区に育つ。
1952年、早稲田大学政治経済学部入学。
『早稲田学報』編集部で記者を経験。
編集部の1年先輩に高井有一、1年後輩に長部日出雄がいた。
文学部国文科に学士入学し、1959年に卒業し、学部長だった谷崎精二の紹介で講談社に入社。
『婦人倶楽部』編集部から出発し、『小説現代』編集長(1969年 - )、『群像』編集長(1973年 - )。
同社文芸出版部長、1980年から文芸局長、1983年から取締役文芸局長を歴任。
1991年退職。
在社中は、野坂昭如、井上ひさし、長部日出雄、村上龍、村上春樹などを文壇デビューさせ、池波正太郎『仕掛人・藤枝梅安』、笹沢左保『木枯し紋次郎』などを企画し成功させた。
のち講談社顧問、短歌研究社社長(1988年 - 2000年)に就いた。
1987年、日本ペンクラブ理事。
1999年『文壇栄華物語』で第18回新田次郎文学賞受賞。
2006年『時代小説盛衰史』で、第41回長谷川伸賞ならびに第19回大衆文学研究賞を受賞。
2019年8月30日、下咽頭がんのため死去。
85歳没。
著書=
『文壇うたかた物語』(筑摩書房、1995 / ちくま文庫、2007)
『文壇栄華物語』(筑摩書房、1998 / ちくま文庫、2009)
『文壇挽歌物語』(筑摩書房、2001 / ちくま文庫、2011)
『ある文藝編集者の一生』(筑摩書房、2002)- 楢崎勤の評伝
『 ……
大村彦次郎さんが亡くなってから、5年と77日が経ちました。(1903日)