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音丸耕堂 氏(おとまるこうどう)

漆芸家[日本]

1997年 9月8日 死去肺炎享年100歳

本名・芳雄。高松市に生まれる。初め石井磬堂(けいどう)の門で木彫、彫漆(ちょうしつ)の技術を習得。高松で江戸時代末期に活躍した玉楮象谷(たまかじぞうこく)の作品を模作しながら彫漆技術を身につけた。のち上京して作家活動を行い、1942年(昭和17)第5回文展で特選を受賞。多彩な色漆(いろうるし)を重ねた層に、現代風を取り入れた意匠を彫り込んだ彫漆作品で新分野を開拓し、漆芸界に新風をもたらした。55年重要無形文化財「彫漆」の保持者に認定された。82年後進の育成に寄与すべく「公益信託音丸漆芸研究奨励基金」を設立。88年東京池袋の西武アートフォーラムで「音丸耕堂鳩寿(きゅうじゅ)記念回顧展」、94年(平成6)東京国立近代美術館工芸館で「現代の彫漆(音丸耕堂一門13名の展覧会)」が開催された。97年9月8日肺炎のため死去。(参照元・小学館 日本大百科全書(ニッポニカ))

音丸耕堂さんが亡くなってから、27年と74日が経ちました。(9936日)

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