ミシェル・セール 氏Michel Serres
哲学者[フランス]
2019年 6月1日 死去享年90歳
ミシェル・セール(Michel Serres, 1930年9月1日 - 2019年6月1日)は、フランスの科学史家、科学哲学者。
新-新科学精神という「準拠枠を持たぬ思惟」により位階的でない百科学を作ろうとしていた。
来歴=
南仏のアジャン出身。
海軍兵学校卒業後、1952年に高等師範学校入学。
数学、文学、哲学の学位を取得し、1955年に哲学のアグレガシオン取得。
パリ大学、スタンフォード大学、コレージュ・ド・フランス等で教鞭を執る。
若い頃にはクレルモン=フェラン大学でも教えており、同僚のフーコーとは刺激を与えあう親しい友人であった。
バシュラールに学んだが、早くからブルバキ構造主義とライプニッツ哲学の深い影響を受けて独自に自己形成した哲学者である。
人物=
フランス海軍に入っており、祖父はローヌ川の船乗りだった。
「フランスというのは縦横に走る運河の国だという意識を、自分は持っている」と語っていた。
セールは自分の本のシリーズに「ヘルメス」とつけているが、これは「知の横断者」という意味だけではなくて、商業の起源としての「ヘルメス」のことを意識しているようである。
評価=
人文学、自然科学の双方にまたがる
ミシェル・セールさんが亡くなってから、5年と174日が経ちました。(2000日)