渡辺仁治 氏(わたなべとしはる)
陸水学者[日本]
(元奈良女子大学教授・陸水生態学、日本珪藻学会名誉会長)
2009年 4月7日 死去肺炎享年86歳
渡辺 仁治(わたなべ としはる、1924年6月6日 - 2009年4月7日)は、日本の陸水学者。
元奈良女子大学教授。
日本珪藻学会名誉会長。
来歴=
旧制京都府立第三中学校(現・京都府立福知山高等学校)を経て、1948年3月に金沢高等師範学校生物科を卒業する。
1949年3月からは奈良女子高等師範学校文部教官、1952年3月から奈良女子大学付属高校・中学校教諭となり、1965年3月まで務める。
一方、研究活動では1953年1月より京都大学理学部大津臨湖実験所の院外研究者となる(1963年3月まで)。
この間、1961年7月に京都大学より理学博士号を取得した。
1965年4月より奈良女子大学理学部助手となる。
その後、1972年2月に同大学助教授、同年3月に金沢大学教養部教授。
1975年4月に奈良女子大学理学部教授。
1988年4月より、関西外国語大学国際言語学部教授を務め、2001年3月に退職した。
日本珪藻学会会長、瀬戸内海研究会議学術顧問、理事。
新宮川、紀ノ川、大和川汚濁防止連絡協議会専門委員、環境庁瀬戸内海環境保全審議会委員、水圏生態研究会会長、顧問、奈良県環境審議会会長、奈良市環境審議会会長を歴任した。
日本珪藻学会誌『Diatom』の初代編集長である。
没後、正五位に叙される。
受賞等=
紺綬褒章 - 1952年
奈良市功労者表彰 - 1996年
地域環境保全功労者表彰(環境省) - 2001年
瑞宝中綬章 - 2009年
渡辺仁治さんが亡くなってから、15年と228日が経ちました。(5707日)