中村昌生 氏(なかむらまさお)
建築学者[日本]
(京都工芸繊維大学名誉教授、茶室・数寄屋建築研究の第一人者)
2018年 11月5日 死去呼吸不全享年92歳
中村 昌生(なかむら まさお、1927年8月2日 - 2018年11月5日)は、日本の建築家、建築史家(日本建築史)。
京都工芸繊維大学名誉教授、福井工業大学名誉教授。
京都伝統建築技術協会を設立、理事長を務める。
専攻は日本建築。
工学博士。
愛知県出身。
それまで建築史研究の対象としてはまれであった茶室や数寄屋建築を本格的に研究し、研究によって得られた知見を生かして設計活動を行った。
また、桂離宮修理事業をはじめ、伝統建築の保存に貢献した。
来歴=
1927年、愛知県名古屋市生まれ。
彦根工業専門学校建築学科(現滋賀大学)を卒業した後、京都大学工学部の研修員となる。
同大学助手等を経て、1973年、京都工芸繊維大学教授。
この間、文化財保護審議会専門委員や桂離宮整備委員、茶の湯文化学会会長等を歴任した。
また、木造建築の伝統の継承と発展を目的とした京都伝統建築技術協会を1980年に設立。
京都工芸繊維大学退官後は福井工業大学で教鞭を執る。
2001年、京都迎賓館伝統的技能活用検討委員会委員長。
2015年、京都の数寄屋大工平井家旧蔵の「小堀遠州好後藤勘兵衛宅茶室」(擁翠亭)を発見した。
2018年11月5日、呼吸不全で死去。
91歳没。
叙正四位。
受賞歴=
1970年 「茶室の研究」で日本建築学会賞
1991年 白鳥公園「清羽亭」の建築設計で日本芸術院賞
1998年 京都市文化功労者
2006年 京都府文化賞特別功労賞
2016年 全国日本学士会アカデミア賞
作品 ……
中村昌生さんが亡くなってから、6年と16日が経ちました。(2208日)