水芦光子 氏(みずあしみつこ)
作家、詩人[日本]
2003年 10月13日 死去がん享年90歳
水芦 光子(みずあし みつこ、旧姓 布光子、1914年(大正3年)9月12日 - 2003年(平成15年)10月13日)は、日本の詩人、小説家。
室生犀星の女性初の弟子でもある。
生涯=
石川県金沢市馬場五番丁六(現・東山3丁目29-13、14)生まれ。
第四高等学校から東京帝国大学に進学する程のインテリであった次兄の雄吉の影響を受け、幼い頃から源氏物語などの古典に親しみ、歌舞音曲や映画鑑賞などの芸能を好む数寄者の母を持った影響から文学的才能を養った。
金沢市広坂にあった石川県立金沢第二高等女学校(現・石川県立金沢桜丘高等学校)4年の在学中に、水芦の父の篤が創業し、経営していた家業の金箔商経営が、受取手形が不渡りになった事によって不振に陥り、倒産。
再起を図る為に、一家で大阪市阿倍野区阪南町に移住して、水芦は女学校4年で私立大谷高等女学校編入、翌年3月に卒業。
水芦の父は少年期に丁稚奉公で辛酸を嘗めた大阪船場の元の顧客筋に拾われ、再起を図る為と生活維持の為に勤務。
その後、旧大阪市北区にあった都島車庫(現・都島区)桜ノ宮駅付近に移住したり、大阪市阿倍野区文の里、再び阿倍野区阪南町に移ったりと、大阪を転々とした。
その経緯は彼女の自伝小説である「みんみん(民々の意らしい)刹那歌」には克明に描写されている。
特に故郷金沢と移住した大阪を中心にした題材が多く、大阪の夏の暮らしを「夏は鍋底のような大阪の暑さ」、金沢の冬を
「蝙 ……
水芦光子さんが亡くなってから、21年と40日が経ちました。(7710日)