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豊口克平 氏(とよぐちかつへい)

工業デザイナー[日本]

1991年 7月18日 死去享年87歳

豊口 克平(とよぐち かつへい、1905年(明治38年)11月16日 - 1991年(平成3年)7月18日)は、日本のインダストリアルデイナーである。
秋田県秋田市出身。
経歴・人物= 東京高等工芸学校(現在の千葉大学)卒業後、デザイナー活動を初める。
当初は森谷延雄に師事していたが、後に急逝したため蔵田周忠に師事した。
1928年(昭和3年)に蔵田と共に「形而工房」を結成する。
1933年(昭和8年)には商工省(現在の経済産業省)工芸指導所に入省し、主に家具の制作計画や研究に携わった。
第二次世界大戦後は家具のみならず、航空機のインテリアデザインやカメラ、顕微鏡等の精密機械のデザインに携わり、数多く受賞した。
特に豊口が開発した椅子は「スポークチェア」と呼ばれ、楕円形の椅子といった斬新な椅子であり、「トヨさんの椅子」と称された。
また通産省工業技術院意匠部長や、日本インテリアデザイン協会名誉事、日本インダストリアルデザイン協会名誉理事、工芸財団の理事長等を歴任した。
1976年(昭和51年)の退職まで武蔵野美術大学デザイン科主任教授(後に名誉教授)となり、1959年(昭和34年)には自身のデザイン研究所も設立した。
受賞歴・栄典= 内閣総理大臣顕彰(1971年) 勲三等瑞宝章(1976年) 第1回 通産省デザイン功労賞(1990年) 主な作品= 日本航空 DC-9機 インテリアデザイン(1958年) オリンパス光学工業 オリンパスオート35㎜カメラ(1963年) 著書= 『標準家具』 ……

豊口克平さんが亡くなってから、33年と127日が経ちました。(12180日)

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