杉内雅男 氏(すぎうちまさお)
囲碁棋士[日本]
2017年 11月21日 死去肺炎享年98歳
杉内 雅男(すぎうち まさお、大正9年(1920年)10月20日 - 平成29年(2017年)11月21日)は、囲碁棋士。
宮崎県出身、日本棋院所属、井上一郎五段門下。
主な実績はタイトル獲得2回(日本棋院早碁名人戦優勝、囲碁選手権戦優勝)、本因坊挑戦2回など。
常に囲碁一筋であることから「囲碁の神様」と呼ばれた。
夫人は杉内寿子八段。
昭和12年(1937年)に入段してから平成29年(2017年)に死去するまでの現役棋士生活は80年を超え、97歳の最年長現役棋士(当時)として最終対局を打ったのは死去の19日前であった。
90歳を超えても打ち分けに近い年間成績を維持し、死去した2017年にも2勝を挙げるなど、その実力は最後まで健在であった。
経歴=
宮崎県都城市に6人兄弟の次男として生まれる。
小学4、5年頃に父や叔父の見よう見まねで囲碁を覚え、地元の囲碁大会で活躍して神童と言われる。
1933年に小学校を卒業すると、瀬越憲作に入門を依頼し、瀬越門下の井上一郎四段(当時)の内弟子として、日本棋院院生となる。
1937年に入段。
この頃、研究機関「青年研究会」に参加。
1941年に教育召集で秋期大手合を休場。
1944年1月に召集されて北支に出征し、1946年12月に復員して囲碁界に復帰。
青年棋士の研究機関「敲玉会」「黎明会」に参加。
1947年、「囲碁研究」誌の若手トーナメントに優勝。
1949年に呉清源・新鋭挑戦碁の三番碁に出場し、先二先の手合ながら黒番4目勝ちを収める。
1950年の ……
杉内雅男さんが亡くなってから、7年と0日が経ちました。(2557日)