メアリー・フィルビン 氏Mary Philbin
女優[アメリカ]
1993年 5月7日 死去享年92歳
メアリー・フィルビン(Mary Philbin、1902年7月16日 - 1993年5月7日)は、サイレント映画時代に活躍したアメリカの女優。
『オペラの怪人』、『笑ふ男』といった「美女と野獣」タイプの映画でヒロインを演じた。
経歴=
1902年7月16日、イリノイ州シカゴで中流階級のアイルランド系アメリカ人一家に生まれる。
父親ジョン・フィルビンはアイルランドのメイヨー県バリンローブの生まれで、宗教はカトリックだった。
ユニバーサル・ピクチャーズ主催の美人コンテストがシカゴで開かれ、フィルビンは優勝。
女優としてのキャリアをスタートさせる。
1921年に銀幕デビュー。
翌1922年にはワンパス・ベビー・スターズに選出される。
スターダムにのし上がる。
1920年代、売れっ子女優として数多くの映画に出演。
エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督の『メリー・ゴー・ラウンド』(1923年)、D・W・グリフィス監督の『愛の太鼓』(1928年)などで主演を務める。
しかし、フィルビンの最大の当たり役はユニバーサル・ホラーの傑作『オペラの怪人』(1925年)のヒロイン、クリスティーヌ・ダーエ役であろう。
パトリック・H・オマリー・ジュニアは彼女についてこう言ったことがある。
「私が迷信深い人間だったら、過去の忘れられた偉大な悲劇女優たちの魂が彼女の中に乗り移ったと思ったことだろう」
トーキーの時代になってもしばらくは仕事を続けた。
『オペラの怪人』のサウンド版で ……
メアリー・フィルビンさんが亡くなってから、31年と198日が経ちました。(11521日)