飯干晃一 氏(いいぼしこういち)
作家[日本]
1996年 3月2日 死去急性心筋梗塞享年73歳
飯干 晃一(いいぼし こういち、1924年〈大正13年〉6月2日 - 1996年〈平成8年〉3月2日)は、日本の作家。
元読売新聞社会部記者。
大阪府出身。
タレントの飯干恵子(現:飯星景子)は娘。
旧制大阪府立高津中学校(現在の大阪府立高津高等学校)卒業後、旧制第七高等学校(現在の鹿児島大学)卒業、1950年京都大学法学部(現在の京都大学大学院法学研究科・法学部)卒業。
来歴=
読売新聞勤務時は社会部副編集長であったが、「現場に出られないとつまらん」と会社を辞め、『山口組三代目』を執筆し、それまでになかった切り口で広島ヤクザ抗争の内部を克明に描いた『仁義なき戦い』を週刊サンケイに連載し反響を得る。
『仁義なき戦い』は東映から映画化され、大ヒットを呼び、シリーズ化することになる。
続いて、『日本の首領』、『会津の小鉄』『暴行』など多くの作品を発表していく。
いずれも緻密な取材に裏づけされたエンターテイメントが特徴である。
田岡一雄は飯干が著した自らの評伝について「事実と違う箇所が多い」と不服を述べ、後に田岡は自伝を出版したが、これについて飯干は「白いものを黒と言われて絶対服従するのがヤクザ社会。
複数の山口組関係者に取材しても田岡から否定される可能性が極めて高く、そうなると子分たちは口を開かなくなる。
田岡の主観を避けるため、田岡以外の山口組関係者や他の組関係者からの取材を元にしている」と『山口組三代目 ……
飯干晃一さんが亡くなってから、28年と264日が経ちました。(10491日)