ピエール・テイヤール・ド・シャルダンPierre Teilhard de Chardin
古生物学者、司祭[フランス]
1955年 4月10日 死去享年75歳
ピエール・テイヤール・ド・シャルダン(Pierre Teilhard de Chardin,1881年5月1日 - 1955年4月10日)は、フランス人のカトリック司祭(イエズス会士)で、古生物学者・地質学者、カトリック思想家である。
北京原人の発見に参加。
オメガ点という生命論的な考え方を提唱しウラジーミル・ヴェルナツキーと「ヌースフィア」の概念を構築した。
1962年、信仰教義部会はテイヤールのいくつかの著作を、その曖昧さと教義上の誤りに基づいて非難した。
その後、ベネディクト16世 (ローマ教皇)や教皇フランシスコなど、カトリックの著名人が彼の思想のいくつかについて肯定的なコメントを出している。
人物・来歴=
主著『現象としての人間』で、キリスト教的進化論を提唱し、20世紀の思想界に大きな影響を与える。
彼は創世記の伝統的な創造論の立場を破棄した。
当時、ローマはこれがアウグスティヌスの原罪の教理の否定になると考えた。
北京原人の発見と研究でも知られる。
テイヤールは、1881年、フランスのオーヴェルニュ地方に11人兄弟の4人目として生まれた。
彼の家はルイ18世時代に叙爵された貴族の家柄である。
この地方は火山性地質で、父エマニュエル・テイヤールがアマチュアの自然学者だったこともあり、テイヤールの地質学や古生物学への関心は少年時代に育まれた。
1899年、イエズス会の修練院に入り、修練士として学ぶが、修道会がフランスより追放されたことで、ジャージー島 ……
ピエール・テイヤール・ド・シャルダンが亡くなってから、69年と226日が経過しました。(25428日)