ヘルマン・エビングハウスHermann Ebbinghaus
心理学者[ドイツ]
1909年 2月26日 死去享年60歳
ヘルマン・エビングハウス(Hermann Ebbinghaus、1850年1月24日 - 1909年2月26日)は、ドイツの心理学者。
記憶に関する実験的研究の先駆者で、忘却曲線を発見したことで知られる。
また、初めて学習曲線に言及した人物で、反復学習の分散効果を発見した。
新カント派の哲学者ユリウス・エビングハウスの父親。
生涯=
エビングハウスは1850 年、プロイセン王国のライン州バルメンで、裕福な商人の子として生まれた。
幼少期は、ルター派を信仰して町のギムナジウムの生徒だった、くらいしか分かっていない。
17歳の時(1867年)にボン大学に入学、ここで歴史や文学を学ぶつもりだったが、彼は哲学に興味を持った。
1870年の普仏戦争で研究が一時中断するも、1873年に哲学の論文を書き上げて、23歳で博士号を取得した。
続く3年間はハレ (ザーレ)とベルリンで生活していた。
哲学博士の取得後、エビングハウスは英仏で学生の家庭教師をして生計を立てていた。
ロンドンの古書店でグスタフ・フェヒナーの著書『精神物理学要綱(Elemente der Psychophysik)』と出会い、これに感化されて彼は有名な記憶実験を行うこととなる。
ベルリン大学で研究を始めた彼は、ドイツで3番目の心理実験研究所(ヴィルヘルム・ヴントとゲオルク・エリアス・ミュラーに続く)を設立し、1879年から自身の記憶研究を始めた。
1885年、彼の記念碑的な書籍『Über das Gedächtnis. Untersuchungen zur experimentellen Psychologie』が出版された。
これは ……
ヘルマン・エビングハウスが亡くなってから、115年と268日が経過しました。(42272日)