望月衛 氏(もちづきまもる)
心理学者[日本]
1993年 12月28日 死去享年84歳
望月 衛(もちづき まもる、1910年12月4日 - 1993年12月28日)は、日本の心理学者、千葉大学名誉教授。
本名は「衞」だが、著書等では「衛」も使用した。
略歴=
東京出身。
1933年東京帝国大学文学部心理学科卒。
陸軍航空本部に勤務。
戦後は東宝に入社。
思想の科学研究会に参加。
東洋大学教授、1954年千葉大学教授。
1976年定年退官、名誉教授、国際商科大学(現・東京国際大学)教授。
1955年の『欲望』がベストセラーとなり、一般向け雑誌で盛んに発言した。
1983年4月勲三等旭日中綬章を受章。
同性愛に関し、戦後初期の日本におけるパイオニア的オピニオンリーダーであり、三島由紀夫とも交流があり、論文「性的成熟と社会的成熟―三島由紀夫「仮面の告白」を検討しつゝ」(「思索」1949年11月)においては、自著『性と生活』で詳論した「仮性同性性愛(男性ジェンダーをもった男によるホモセクシュアリティ)」の生き生きとした例として『仮面の告白』の分析を行なっている。
著書=
『君は操縦者になれるか』宋栄堂 1943 文字で見る文化映画叢書
『航空心理』小山書店 1944
『食欲の心理学』太虚堂書房 1946
『性と生活 心理学の立場より』理想社 1949 理想叢書
『性の心理と教育 教育者のために』壮文社 1949 心理学選書
『百萬人の性教育』思索社 1950
『青春期の性の心理』印刷庁 1951 純潔教育シリーズ
『青年心理学 青年の社会行動をどう理解するか』光文社 1951
『一般 ……
望月衛さんが亡くなってから、30年と328日が経ちました。(11286日)