ティントレットTintoretto
画家[イタリア]
1594年 5月31日 死去享年77歳
ティントレット(Tintoretto [tintoˈretto], 本名:Jacopo Comin (Jacopo Robusti), 1518年9月29日 - 1594年5月31日)は、イタリアのルネサンス期の画家。
師匠のティツィアーノ、そしてヴェロネーゼとともにルネサンス期のヴェネツィア派を代表する画家。
ティツィアーノの色彩とミケランジェロのマニエリスムの形体を結びつけ、情熱的な宗教画を描いた。
生涯=
ヴェネツィアの染物屋であるジョヴァンニ・バティスタ・ロブスティ(本名ジョヴァンニ・バティスタ・コミン)の息子として生まれたため、「ティントレット(染物屋の息子)」と呼ばれている。
画家、文筆家で1642年にティントレットの生涯を出版したカルロ・リドルフィによると、父親によりティントレットはティツィアーノの門下となった。
師の影響は《聖パウロの改心》(ワシントン、ナショナル・ギャラリー)や《「この人を見よ」Ecce homo》(サンパウロ美術館)に認められる。
しかしそれは長く続かず、ティントレットはティツィアーノに画家としての熟達を承認した署名を与えられ、工房を出ることとなった。
1539年の文書によると、ティントレットはマエストロを自称しており、その頃から独立した画家としての活動が示唆されている。
1540年頃のティントレットの作品は、彼が当時のヴェネツィア芸術に精通していたことを示しており、ジュリオ・ロマーノ、アンドレア・スキャヴォーネ、フィレンツェの建築家らの作品の研究を経て、自身の作品を ……
ティントレットが亡くなってから、430年と171日が経過しました。(157229日)