土師清二(はじせいじ)
作家[日本]
1977年 2月4日 死去享年85歳
土師 清二(はじ せいじ、1893年〈明治26年〉9月14日 - 1977年〈昭和52年〉2月4日)は、日本の小説家。
本名・赤松静太(あかまつ せいた)。
代表作は『砂絵呪縛(すなえしばり)』。
経歴=
岡山県邑久郡国府村(現在の瀬戸内市)生まれ。
独学ののち職業を転々とし、大阪朝日新聞社に勤務。
1922年『旬刊朝日』(のちの『週刊朝日』)創刊を提案し、編集に当たるが、1923年「水野十郎左衛門」を連載、以後時代小説作家として活躍、長谷川伸の新鷹会に協力し新進作家の育成に当たった。
1938年(昭和13年)9月、作家によるペン部隊が結成されて大陸に渡り始めると、土師も海軍に従軍願いを提出。
同年10月までに他の大衆作家や映画監督とともに従軍が認められた。
著書=
血けむり伊吹颪 波屋書房 1926
砂絵呪縛 朝日新聞社 1927 のち新潮文庫、中公文庫、講談社大衆文学館
青鷺の霊 朝日新聞社 1928
空中紳士 博文館 1929
天明往来 平凡社 1929
海盤車城 平凡社 1930 (少年冒険小説全集)
旅烏国定忠次 先進社 1930
天保赤門党 改造文庫 1932
青頭巾 新潮社 1932
女殺延命院 春陽堂 1932
晴釣雨稿 岡倉書房 1934
江戸城炎上 新小説社 1934
禁門の変 維新歴史小説全集第5巻 改造社 1935
彦左武蔵鐙 興亜書房 1939
万歳栗毛 大日本雄弁会講談社 1939 改題「八幡童子」
伝奇紫盗陣 博文館文庫 1940
伝太満月 非凡閣 1940 (新作大衆小説全集)
悲母散華 博文館文庫 1940
日月青葉城 新興文芸社 1941
夜明けの人々 大道書房 1941
女蔵宿師 博文館文庫 ……
土師清二が亡くなってから、47年と290日が経過しました。(17457日)