坂本五郎 氏(さかもとごろう)
古美術商[日本]
2016年 8月15日 死去脳梗塞享年93歳
坂本 五郎(さかもと ごろう、1923年8月31日 - 2016年8月15日)は日本の古美術商。
古美術店・不言堂の創設者。
生涯=
1923年神奈川県横浜市生まれ。
1947年より東京で古美術商をはじめる。
1972年にロンドンで行われたクリスティーズのオークションにおいて、中国・元時代の「青花釉裏紅大壺」を約1億7600万円で落札したことで広く知られる。
この金額は、当時の東洋陶磁において世界最高額であり、これにより中国古磁器の評価が高まったとされる。
2002年、奈良国立博物館へ中国の殷から漢にかけての青銅製容器を中心に380点ほどの収集品を寄贈。
奈良国立博物館はこれを受け青銅器館を改装し、名品展「中国古代青銅器<坂本コレクション>」展示施設とした。
坂本が収集した美術品の一部は、日本国内においては奈良国立博物館の他、九州国立博物館などに寄贈されており、台湾では国立故宮博物院、イギリスでは大英博物館にも収蔵されている。
2016年8月15日、脳梗塞により92歳で死去。
著作=
坂本五郎『茶の湯名釜コレクション 鎌倉・室町・桃山他』生活の友社、2016年。
坂本五郎さんが亡くなってから、8年と98日が経ちました。(3020日)