アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテンAlexander Gottlieb Baumgarten
思想家[ドイツ]
1762年 5月27日 死去享年49歳
アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン(独: Alexander Gottlieb Baumgarten、1714年7月17日 - 1762年5月26日)は、神聖ローマ帝国・プロイセン王国出身の思想家。
ライプニッツからの伝統を受け継ぎ、「美学」の創始者として知られる。
生涯=
1714年にベルリンで生まれた。
兄に神学者のジークムント・ヤーコプ・バウムガルテン(1706年 – 1757年)がいる。
1737年、ハレ大学員外教授。
1740年、フランクフルト・アン・デル・オーデル大学教授。
1762年にフランクフルト・アン・デル・オーデルで死去した。
思想=
ゴットフリート・ライプニッツとクリスティアン・ヴォルフの影響を受けた。
「美学」の創設=
バウムガルテンは1735年に提出した論文『詩に関する若干の事柄についての哲学的省察』において、次のように「美学」を定義した。
可知的なもの(νοητα、noēta)、すなわち上位能力によって認識されるものは論理学の対象であり、可感的なもの(αισθητα、aisthēta)は感性の学(aesthetica)としての美学の対象である。
つまりバウムガルテンが提唱した「美学」とは、論理学が従来範疇としてこなかった下位認識能力を扱う学である。
簡単にいえば、知性ではなく、感性を扱う学である。
この定義に従えれば、バウムガルテンが提唱したのは「美学」ではなく「感性学」と言うべきである。
しかし、1757年に発表した『形而上学』において、バウムガルテン自身がaestheticaの訳語に「 ……
アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテンが亡くなってから、262年と176日が経過しました。(95872日)