ウォルター・シッカートWalter Richard Sickert
画家[ドイツ→イギリス]
1942年 1月22日 死去享年83歳
ウォルター・リチャード・シッカート(Walter Richard Sickert、1860年5月31日 - 1942年1月22日)は、イギリスヴィクトリア朝時代の画家である。
印象派の影響を受け、20世紀のアバンギャルド芸術のブリティッシュ・スタイルに影響を与えた。
著名人の写真などから描いた肖像画なども発表している。
また、1880年代後半からロンドンの下町イーストエンドで発生した切り裂きジャックによるとされる連続猟奇殺人事件「ホワイトチャペル殺人事件」の真犯人ではないか、とする仮説が提唱されていることでも有名である。
評論家の山田五郎によると、画家としては日本ではほとんど無名だが、英国では教科書に掲載されるレベルだという。
生い立ち=
シッカートは、デンマーク系ドイツ人で漫画雑誌のイラストレーターであった父親と、イギリス人の母親の間に生まれた。
生誕時は両親と6人兄妹の家族はドイツのミュンヘンで生活していた。
その後、1868年にイギリスに移住する。
父方の祖父もデンマークでは名の知れた画家であり三代にわたっての画家となる。
また、ウォルターの妹のヘレナ・シッカートはやがて著名なフェミニズム活動家となり自伝も残している。
芸術活動=
青年期=
シッカート作ヘレン・カート(1885年)
18歳で学校を卒業したシッカートは、当初舞台俳優を目指し、ヘンリー・アーヴィングの元で働きながら演劇を学び始める。
しかし4年ほどで辞めて、1881年にスレード美術学校に入 ……
ウォルター・シッカートが亡くなってから、82年と315日が経過しました。(30266日)