グレゴリウス13世Gregorius XIII
ローマ教皇[イタリア]
(現在世界標準となっているグレゴリオ暦を採用)
1585年 4月10日 死去享年84歳
グレゴリウス13世(Gregorius XIII,1502年1月7日 - 1585年4月10日)は、第226代ローマ教皇(在位:1572年 - 1585年)。
本名はウーゴ・ブオンコンパーニ(Ugo Buoncompagni)。
学問を好み、奨励したことで知られ、その治世にずれが累積していたユリウス暦を廃し、グレゴリオ暦とよばれる新暦を採用したことでも有名である。
教皇登位まで=
ウーゴはボローニャ生まれ。
地元の名門ボローニャ大学で法学を修め、1530年に学位を得た。
その後、同大学で法学の教官として教壇に立っていた。
生徒の中にはカルロ・ボッロメーオやアレッサンドロ・ファルネーゼなどがいた。
36歳にして教皇パウルス3世によってローマへ招かれ、教会法関係の業務についた。
枢機卿にあげられたのは教皇ピウス4世の時代であり、トリエント公会議にも参加している。
治世=
教会改革とグレゴリウス暦の採用=
1572年5月、教皇ピウス5世の死去を受けておこなわれたコンクラーヴェにおいてブオンコンパーニ枢機卿が新教皇に選ばれ、グレゴリウス13世を名乗った。
教皇位についた彼がまず全精力を傾けて取り組んだのは教会改革であった。
特にトリエント公会議の決議の実施を徹底させ、不在司教が問題になっていたことを受けて司教や枢機卿は自らの担当地域に住むことを徹底させた。
さらに公会議後に実施されることが決まっていた禁書目録の作成を実行するため委員会を任命している。
グレゴリウス13世治世の事跡でもっとも ……
グレゴリウス13世が亡くなってから、439年と222日が経過しました。(160567日)