上田トシコ 氏(うえだとしこ)
漫画家[日本]
2008年 3月7日 死去心臓麻痺享年92歳
上田 トシコ(うえだ としこ、1917年8月14日 - 2008年3月7日)は、日本の漫画家。
東京市生まれ、旧満州ハルピン出身、頌栄高等女学校(現 頌栄女子学院)卒業。
本名・上田俊子。
少女漫画の黎明期に活躍した女性漫画家の一人であり、代表作にハルピンを舞台にした『フイチンさん』などがある。
少女誌執筆の頃は上田としこ、新聞の執筆の頃は上田とし子、その後に上田トシコ、と3度ペンネームを変えている。
経歴=
東京市麻布区笄町(現在の東京都港区西麻布から南青山)に生まれる。
父・熊生は南満州鉄道(満鉄)の職員だった。
生後40日で満州ハルビンで銀行に勤めていた父のもとへ渡り、幼年期を同地のロシア人街で過ごす。
父は妾宅から本宅に通うような生活だった。
ハルビンでの子供時代は、「フイチンさん」同様に日本語と中国語をちゃんぽんで話していた。
1929年、父を残し、小学校卒業と同時に家族で日本へ帰国、この頃『少女の友』に連載されていた松本かつぢ『ボクちゃん』の躍動感のある絵に魅了され漫画家を志すようになる。
1935年、兄の友人のつてで松本を訪問して師事。
もっとも実際には土曜日に松本に絵を見せに行きマルかバツかをもらうだけで松本はなにかを教えてくれたわけではなく、それもバツばかりもらっていたという。
しかしある日突然上田あてに『小学六年生』からカットの依頼が入り、翌年には『少女画報』に『かむろさん』を掲載、その後『 ……
上田トシコさんが亡くなってから、16年と259日が経ちました。(6103日)