金春惣右衛門 氏(こんぱるそうえもん)
能楽金春流太鼓方宗家[日本]
2014年 3月11日 死去心不全享年90歳
金春 惣右衛門(こんぱる そうえもん)は、能楽太鼓方の名跡。
位階は従四位。
初代=
天正11年(1583年)- 寛永21年1月8日(西暦換算1644年2月15日)
江戸時代前期の能役者太鼓方。
金春長誥の子。
名は一峰。
通称ははじめ音松。
金春流太鼓方六代目金春安照(金春彦三郎)の娘と結婚し、彦九郎、のち惣右衛門を名のる。
徳川家康に仕え、以後その流派は惣右衛門流と呼ばれる。
法名は宗岸。
二十一代目=
明治30年(1897年)7月22日 - 昭和17年(1942年)2月8日
東京出身。
本名は林太郎。
二十代目川井彦兵衛の女婿増見仙太郎の長男。
明治41年(1908年)初舞台。
大正5年(1916年)断絶していた宗家を再興、金春五十雄の継嗣として昭和6年(1931年)惣右衛門を襲名し、国泰を名のった。
二十二代目=
大正13年(1924年)9月22日 - 平成26年(2014年)3月11日
東京出身。
二十一代目の長男。
本名は惣一。
父に師事し、昭和11年(1936年)初舞台。
昭和19年(1942年)金春流家元を継ぎ二十二代目金春惣右衛門国長を名のる。
東京音楽学校卒。
昭和28年(1953年)「金春流太鼓全書」を刊行。
平成4年(1992年)人間国宝。
平成6年(1994年)勲四等旭日小綬章受章。
平成8年(1996年)日本芸術院賞。
平成17年(2005年)日本芸術院会員。
著書に『金春流太鼓序之巻』(能楽書林、1984)。
平成26年(2014年)3月11日午前1時13分に心不全のため東京都新宿区の病院で死去。
89歳没。
歿日付 ……
金春惣右衛門さんが亡くなってから、10年と255日が経ちました。(3908日)