池宮彰一郎 氏(いけみやしょういちろう)
脚本家、作家[日本]
2007年 5月6日 死去肺がん享年85歳
池宮 彰一郎(いけみや しょういちろう、1923年5月16日 - 2007年5月6日)は、日本の脚本家、小説家。
本名の池上 金男(いけがみ かねお)で脚本家として活動、『十三人の刺客』など数多くの映画・テレビドラマの制作に関わった。
1992年に小説『四十七人の刺客』を発表して以降、池宮彰一郎のペンネームを用いて歴史小説を著したが、2002年に司馬遼太郎作品との類似問題により活動をほぼ停止した。
作家の池上司は息子。
経歴=
東京府に生まれる。
静岡県沼津市に育ち、静岡県立沼津商業学校(現・静岡県立沼津商業高等学校)を卒業する。
第二次世界大戦中は満州で陸軍に徴兵される。
兵舎に放火して南方送りとなり、ペリリュー島逆上陸作戦に参加、3000名いた部隊で生き残ったのは20~30名だったという。
その後、台湾に引き上げる際も輸送船が撃沈され、またもや生還率1%以下の中で生き残った。
復員後は東京地方裁判所の書記官となるが退職、三村伸太郎への師事を経て、映画脚本家となる。
本名の池上金男名義で脚本を書き、『十三人の刺客』『大殺陣』で京都市民映画脚本賞を受賞する。
1992年、69歳の時に池宮彰一郎として執筆した、小説家としては遅いデビュー作『四十七人の刺客』で新田次郎文学賞を受賞する。
1999年、『島津奔る』で柴田錬三郎賞を受賞する。
脚本作家である経歴を生かし、特に戦争や戦闘のシーンにおいて軽妙で迫力のある文章を得意として、人気を博 ……
池宮彰一郎さんが亡くなってから、17年と200日が経ちました。(6409日)