ラース・ヘルマンダー 氏Lars Valter Hörmander
数学者[スウェーデン]
2012年 11月25日 死去享年82歳
ラース・ヘルマンダー(Lars Valter Hörmander, 1931年1月24日 - 2012年11月25日)は、スウェーデンの数学者。
現代的な意味合いでの線型微分方程式の最大の貢献者。
業績=
初期の業績である定数係数の偏微分方程式の理論によって1962年にフィールズ賞を受賞した。
フィールズ賞受賞後、現代解析学における主要な道具の創始者として中心的役割を果たし、特に擬微分作用素とフーリエ積分作用素において大きく貢献し、その応用に関して決定的な業績を上げた。
その他にも多変数複素解析学、調和解析、ナッシュ・モーザーの陰関数定理、散乱理論、非線型双曲型方程式、準楕円型偏微分方程式の解析などにおいて大きく貢献している。
日本では笠原乾吉の翻訳した多変数複素解析学入門でよく知られていた。
略歴=
1931年 - スウェーデンのブレーキンゲ県に生まれる。
1950年 - ルンド大学で修士号を取得。
1955年 - ルンド大学で博士号を取得。
1957年 - ストックホルム大学教授に就任。
1962年 - 国際数学者会議においてフィールズ賞を受賞。
1968年 - ルンド大学教授に就任。
1988年 - ウルフ財団よりウルフ賞数学部門を受賞。
1996年 - ルンド大学名誉教授。
2006年 - アメリカ数学会よりスティール賞を受賞。
2012年11月25日 - 死去。
81歳没。
主要著書=
Hörmander, Lars (2012-03) [1963], Linear partial differential operators, Grundlehren der mathematischen Wissenschaften (Softcover reprint of the original 1st ed.), Spr ……
ラース・ヘルマンダーさんが亡くなってから、11年と361日が経ちました。(4379日)