単国璽 氏Shan Kuo-Hsi
聖職者、カトリック教会枢機卿[台湾]
2012年 8月22日 死去肺腺がん享年90歳
単 国璽(ぜん こくじ、英: Paul Shan Kuo-Hsi、1923年12月2日 - 2012年8月22日)は、中華民国(台湾) のカトリック教会の聖職者で司教、枢機卿。
台湾初の枢機卿である。
花蓮、高雄の司教を歴任したほか、輔仁大学理事長に2度就任し、後に輔大の名誉理事長と名誉博士となった。
経歴=
河南省濮陽県生まれ。
本人によれば、12歳の頃に日射病により呼吸が10分間止まって「別の空間に入り、イエズス、マリア、天使および聖人がいる」という臨死体験をし、自分が有用な人物になることを願うようになったと語っている。
当初は医師を志していたが、当地に派遣されたドイツ系ハンガリー人でイエズス会のガスパー・リシェロン(中国語版)(ハンガリー語:Gáspár Lischerong, S.J.;中国語:隆其化)神父の中国文化や教育を尊重する態度や、災害救助活動、日中戦争時に教会や学校に避難してきた人たちを守るために、日本の軍人が銃剣で脅しても退かずにその侵入を食い止めた勇気に影響を受けたという。
日中戦争後に北平(今の北京)でイエズス会に入るが、その前に彼が18歳の頃に両親が彼のために婚約の取り決めをしたときは、修道生活を志していたために絶食して抗議し、両親は婚約を解消した。
1955年にフィリピンのバギオで司祭に叙階された。
1979年11月に花蓮司教に任命され、翌1980年2月14日に司教叙階を受けて着座した。
1991年6月には高雄司教に就き、なおかつカトリック台湾地区司教団主席を ……
単国璽さんが亡くなってから、12年と91日が経ちました。(4474日)