クリス・マルケル 氏Chris Marker
映画監督、作家[フランス]
2012年 7月29日 死去享年92歳
クリス・マルケル(Chris Marker, 1921年7月29日 - 2012年7月29日)は、フランスの作家、写真家、映画監督、マルチメディアアーティスト、ドキュメンタリー作家。
『ラ・ジュテ』(1962年)、『サン・ソレイユ』(1983年)で知られる。
来歴・人物=
1921年7月29日、フランス・パリ郊外ヌイイ=シュル=セーヌに生まれる。
本名はクリスチャン=フランソワ・ブッシュ=ヴィルヌーヴ(Christian-François Bouche-Villeneuve)。
ジャン=ポール・サルトルのもとで、ギー・ドゥボールとともに哲学を学ぶ。
第二次世界大戦中、ナチスに抵抗したフランスの地下組織マキ (抵抗運動) に参加。
この頃からあらゆることをメモしていたことから「マーカー」(Marker)というニックネームが付いたといわれる。
その後ユネスコの職員として世界中を飛び回る機会を得る。
多くの社会主義国を訪れ、映画作品、雑誌の記事として記録する。
第三次世界大戦後の世界を舞台に、時間と記憶をめぐるSF短編映画『ラ・ジュテ』(1962年)で国際的な評価を得る。
通常どおり撮影したフィルムをストップモーション処理したスチル写真のモンタージュで構成され、シンプルかつ効果的なナレーションで語られる。
「フォトロマン」と称されるこの作品は、ジャン=リュック・ゴダール監督の『アルファヴィル』(1965年)や『未来展望』(オムニバス『愛すべき女・女たち』の一篇、1967年)、および押井守監督の『紅い眼鏡』(1987年)、 ……
クリス・マルケルさんが亡くなってから、12年と115日が経ちました。(4498日)