川上貢 氏(かわかみみつぐ)
建築史家[日本]
2012年 3月20日 死去肺炎享年89歳
川上 貢(かわかみ みつぐ、1924年9月6日 - 2012年3月20日)は、日本の建築史家。
京都大学名誉教授。
主に鎌倉時代から室町時代にかけての貴族住宅の研究である『日本中世住宅の研究』によって、書院造に到る寝殿造の変遷を解き明かした。
経歴=
出生から修学期
1924年9月6日、大阪府大阪市に生まれた。
1931年4月、東淀川区中津尋常高等小学校に入学。
1936年、都島区都島小学校へ転校。
1937年4月、大阪市立都島工業学校建築科に入学。
しかし戦局の悪化にともなって1942年12月に繰り上げ卒業。
1943年4月、大阪理工科大学予科に進学。
1945年4月、同学理工学部応用化学科に進学。
しかし1946年3月に大阪理工科大学を退学し、京都帝国大学工学部建築学科に入学。
在学中は村田治郎の薫陶を受けた。
同期には大森健二、山田幸一がいた。
1949年、同大学を卒業。
卒業後は同大学大学院に特別研究生として在籍したが、1953年に工学研究科を退学。
建築史学研究者として
退学後、京都大学工学部講師に就いた。
1955年、京都大学工学部助教授に昇格。
1958年、学位論文『日本中世住宅の研究』を京都大学に提出して工学博士号を取得。
1966年、京都大学工学部教授に昇格。
1988年に京都大学を定年退官し、名誉教授となった。
同年4月からは福井大学工学部教授として教鞭をとり、1990年に退任。
1990年からは大阪産業大学工学部教授(1995年まで)。
学界では、1987年から1989年まで建築史 ……
川上 貢氏(かわかみ・みつぐ=京都大名誉教授・建築史)20日午前10時45分、肺炎のため大阪府高槻市の病院で死去、87歳。大阪府出身。葬儀は22日午後1時から高槻市古曽部町2の17の8の高槻セレマホールで。喪主は長男清実(きよみ)氏。
川上貢さんが亡くなってから、12年と352日が経ちました。(4735日)