グレテ・ワイツ 氏Grete Waitz née Andersen
元女子陸上選手・マラソン[ノルウェー]
2011年 4月19日 死去がん享年59歳
グレテ・ワイツ(Grete Waitz née Andersen、旧姓:アンデルセン、1953年10月1日 - 2011年4月19日)は、ノルウェーの女子陸上競技選手。
中距離ランナーからマラソンに転向し、1970年代後半から80年代にかけて女子マラソンの記録を飛躍的に高めた。
ノルウェー語での発音に準拠しグレーテ・ヴァイツとも表記される。
マラソン転向まで=
ノルウェーの首都オスロで生まれる。
小さい頃から運動能力に長けていたが、女性のスポーツへの理解と支援が十分ではなかった時代で、両親にスポーツへの取り組みを理解させるのに苦労したという。
18歳の時、1972年ミュンヘンオリンピックに1500mの代表として出場したが、4分16秒0で予選6位(予選落ち)に終わる。
しかし、2年後の1974年9月の第11回ヨーロッパ陸上競技選手権大会(ローマ)の1500mでは4分5秒2の記録で3位となった。
1975年6月にオスロでの3000mで8分46秒6で優勝。
同年、結婚してグレテ・ワイツとなった。
夫はワイツのコーチを務めた。
1976年モントリオールオリンピックで再び出場した1500mでは4分4秒8の記録で予選8位に終わる。
高橋進は、ワイツは中距離走者として「スピードの切れがないこと」が「致命傷であった」と評しており、1500mよりも3000mに重きを置くようになったという。
1978年にはワールド・ゲーム(オスロ)の3000mに世界歴代2位の8分32秒1で優勝した。
ワイツはオスロで教員を務めながら走り続けていたが、彼女のスピードに注目していた ……
グレテ・ワイツさんが亡くなってから、13年と217日が経ちました。(4965日)