前の山太郎 氏(まえのやまたろう)
元相撲力士[日本]
2021年 3月11日 死去多臓器不全享年77歳
前の山 太郎(まえのやま たろう、1945年3月9日 - 2021年3月11日)は、大阪府北河内郡庭窪村(現在の守口市)出身で高砂部屋に所属した大相撲力士。
本名は清水 和一(しみず かずいち)、旧姓は金島(かねしま)。
身長186cm、体重133kg。
最高位は東張出大関。
得意手は突っ張り、左四つ、寄り。
元前頭・朝若との養子縁組時は中矢(なかや)を名乗った。
実弟に同部屋の幕下力士・佐田岬(後に前の湖と改名)がいる。
来歴=
現役時代=
浪商高校入学直後までは野球部に所属していたが、長身の体格を見込まれ相撲部に入部して大阪府の大会に出場するなど活躍した。
そこで自信を持ち、高校を1年で中退し兄と共に高砂部屋に入門、1961年3月場所に初土俵を踏んだ。
しかしその場所中の稽古で左腕を故障し、一度序ノ口に付いたが7月場所には再び番付外から相撲を取った。
幕内定着後に本人が、礼儀や上下関係に関して「最高に厳しい」と評するような部屋の環境などに苦労したのか、取的時代は脱走の常習犯であり、都合7回も部屋を逃げては戻るを繰り返していた。
そんな前の山を連れ戻すために時には部屋関係者が警察に捜索願を出したこともある。
一時は廃業も考えたがアメリカ合衆国・ハワイ州から来日した高見山の入門で刺激を受け、師匠高砂(元横綱前田山)の励ましもあり奮起した。
前の山は、それまで同世代の高砂部屋力士自体特別稽古を多く積んでいた訳ではなかったが、高 ……
前の山太郎さんが亡くなってから、3年と255日が経ちました。(1351日)