小原玲 氏(おはられい)
写真家[日本]
2021年 11月17日 死去肺がん享年61歳
小原 玲(おはら れい、1961年2月2日 - 2021年11月17日)は、日本の動物写真家。
愛知県名古屋市在住。
妻は小説家で椙山女学園大学教授の堀田あけみ。
経歴=
東京都文京区生まれ。
5歳の時に群馬県へ引っ越し、渋川市・吉岡町で育つ。
吉岡町立吉岡中学校、群馬県立前橋高等学校、茨城大学人文学部社会科学科を卒業。
報道写真家として、天安門事件、湾岸戦争、ソマリアの飢餓などを取材。
天安門事件の写真はLIFE誌のThe Best of LIFE に選ばれた。
内外の雑誌で活動した後に、アザラシの赤ちゃんとの出会いを契機に動物写真家に転身。
1990年の「アザラシの赤ちゃん」(ネスコ/文藝春秋)は大ヒットとなり、日本でのアザラシの赤ちゃんブームの火付け役となった。
日本ではホタル前線を追って撮影を続け、写真集「螢 Light of a Firefly」(ワニブックス、2002年)、「ほたるの伝言」(教育出版、2010年)やNHKハイビジョン特集「ホタル舞う日本ーホタル前線を行く」などで紹介されている。
他に、北海道のシマエナガの魅力を伝えた「シマエナガちゃん」(講談社、2016年)など写真集、著書は多数。
シロクマの母子の写真物語「うみへのながいたび」は小学1年生の国語の教科書(教育出版)に掲載されている。
20年以上に及ぶカナダでの流氷の取材を通して、地球温暖化の目撃者となり、流氷の異変を著書や講演などで伝えている。
2021年11月17日、肺癌のため死去。
60歳没。
3児がいる。
……
小原玲さんが亡くなってから、3年と4日が経ちました。(1100日)