ジャンルイジ・ジェルメッティ 氏Gianluigi Gelmetti
指揮者[イタリア]
2021年 8月11日 死去享年77歳
ジャンルイジ・ジェルメッティ(Gianluigi Gelmetti, 1945年9月11日 - 2021年8月11日)は、イタリアの指揮者。
人物・来歴=
1945年、ローマ生まれ。
イタリア国内でセルジュ・チェリビダッケやフランコ・フェラーラ、ウィーンの音楽大学でハンス・スワロフスキーらに指揮を学ぶ。
1967年にフィレンツェ国際指揮者コンクールで優勝。
イタリア各地で活躍する。
レパートリーは古典派から現代音楽まで幅広く、オペラにもその手腕を発揮している。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でヘンツェの交響曲第7番を初演してから注目され、ほどなくネヴィル・マリナーの後任としてシュトゥットガルト放送交響楽団の常任に就任。
ラヴェルなどのフランス物やストラヴィンスキー、ヴァレーズなどの現代物も手がけ、またシュヴェツィンゲン音楽祭ではモーツァルトやロッシーニのオペラの上演などもしている。
ローマ歌劇場に移ってからは安定した楽団の運営を見せ、傍ら夏にはボローニャなどに客演し、パルマのトスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団と合同でヴェルディのレクイエムの無料コンサートを指揮したりしている。
棒はコンクール出身者らしく美しいが、均衡の取れた明るい正統的な音楽が特徴であり、古典派から現代音楽まで万遍なく演奏する。
クラウディオ・アバドやアルベルト・ゼッダと並んでイタリアの「ロッシーニ指揮者」とも言われる。
ジャンルイジ・ジェルメッティさんが亡くなってから、3年と102日が経ちました。(1198日)