高木新二郎 氏(たかぎしんじろう)
弁護士、元産業再生機構委員長[日本]
2018年 8月19日 死去享年84歳
高木 新二郎(たかぎ しんじろう、1935年 9月6日- 2018年8月19日 )は、日本の弁護士。
フロンティア・マネジメント株式会社特別顧問、霞が関国際法律事務所客員弁護士、凸版印刷株式会社顧問、ゴードン・ブラザーズ・ジャパン株式会社特別顧問、事業再生実務家協会創設者・顧問。
博士(法学)。
元裁判官。
人物=
事業再生と倒産再建の法と実務の第一人者として知られる。
夜間高校を経て中央大学を卒業し、1963年に弁護士になった。
25年半弁護士業務に従事した後、弁護士任官第1号として1988年に裁判官に任官した。
第二次世界大戦後、占領軍の示唆等により弁護士が高裁長官や検事長などの高官として任官したことがあったが、現場の裁判官として弁護士から任官したのは初であった。
1988年の年頭所感で時の最高裁長官矢口洪一が在野弁護士からの任官を歓迎する旨述べたことがきっかけとなったが、実務経験豊富な弁護士が裁判官になるのが望ましいとする英米型法曹一元を実現するためであった。
東京地方裁判所部総括、山形地方・家庭裁判所長、新潟地方裁判所長、東京高等裁判所部総括判事などを歴任し、2000年に獨協大学教授になるために定年前に依願退官した。
任官中は民事裁判の審理充実促進などのために尽力し、キャリア裁判官によって構成される裁判所に新風を吹き込んだ。
退官後、負債総額最大の協栄生命保険の更生管財人として同社を再建した。
2001年には全銀協、経 ……
高木新二郎さんが亡くなってから、6年と94日が経ちました。(2286日)