小原宏裕 氏(おはらこうゆう)
映画監督[日本]
2004年 2月20日 死去享年70歳
小原 宏裕(おはら こうゆう、1935年10月10日 - 2004年2月20日)は日本の映画監督。
ロマンポルノ映画『檻の中の妖精』(1977年)や『桃尻娘』シリーズ(1978年-1980年)で知られる。
日活で最も多才・多産な監督の一人であり、1979年だけで8本もの映画を製作しており、文字通りの没頭さは彼を"ポップアートポルノの王"と呼ばせた。
経歴=
若いころ=
東京市淀橋区西大久保出身。
祖父が日活で監督をしていたことから映画に関心があった。
彼は子供の頃に年間200本の映画を見てきたと主張している。
1959年に慶応義塾大学法学部を卒業後、衆議院議員の秘書として働いていたが、弁護士試験を受けるよりも松竹の入社試験を受けた。
松竹には落ちたが日活には合格し、1961年から助監督として働くようになった。
後のロマンポルノの巨匠神代辰巳のもと、蔵原惟繕の担当となった。
ロマンポルノ=
日活がソフトコアな成人映画のジャンル"ロマンポルノ"製作に集中する決定をくだした時、小原はその変更に関心を持たなかった。
日活所属の他の監督や俳優の多くはポルノ映画で仕事するよりはスタジオを去ることを選んだが、小原はスタジオに残り、監督する機会を狙った。
最初のロマンポルノ映画『団地妻 昼下りの情事』で西村昭五郎監督のチーフ助監督を務め、翌年に全盛期の映画『情炎お七恋唄』で監督としてデビューする。
1973年の『女子大生 SEX方程式』の成功で、日活で一番忙しい監督となっ ……
小原宏裕さんが亡くなってから、20年と291日が経ちました。(7596日)