片岡仁左衛門(かたおかにざえもん)
歌舞伎役者・12代目[日本]
1946年 3月16日 死去斬殺享年65歳
片岡 仁左衛門(かたおか にざえもん、旧字体:仁左衞門)は、歌舞伎役者の名跡。
屋号は初代と二代目は不詳、三代目から五代目までが土佐屋、六代目が富桝屋、七代目以降が松嶋屋。
七代目以降の定紋は七つ割丸に二引、替紋は追っかけ五枚銀杏。
解説=
延宝年間に活躍した若女形・豐島春之丞(とよしま はるのじょう)の弟・片岡仁左衛門を初代とする。
当代で15代を数え、上方系の名跡では最も歴史のあるもののうちのひとつだが、初代から六代目までと、七代目以降とでは、系統がまったく異なる。
また前者には「仁左衛門」の名跡を預かりながら襲名することはなかった「預り名跡」が3件ないし4件あり、後者には生前襲名できなかった「仁左衛門」を死後に贈られた「追贈名跡」が2件ある。
したがって「片岡仁左衛門」を実際に襲名したことが確実なのは、初代・二代目・七代目・八代目・十代目・十一代目・十二代目・十三代目・十五代目の9名となる。
片岡仁左衛門代々=
初 代 片岡仁左衛門
豐島春之丞の弟、1656–1715年。
山下半左衛門の門人。
藤川伊三郎 → 初代片岡仁左衛門
二代目 片岡仁左衛門
初代の子、生没年不詳。
早世。
片岡三平 → 初代片岡長太夫 → 二代目片岡仁左衛門
預三代目 片岡仁左衛門
初代の妹婿もしくは義弟、生没年不詳。
初代藤川武左衛門の門人・藤川繁右衛門(ふじかわ しげえもん)が「仁左衛門」の名跡を預っていたものとして、これを三代目 ……
片岡仁左衛門が亡くなってから、78年と250日が経過しました。(28740日)