横山むつみ 氏(よこやまむつみ)
「知里幸恵銀のしずく記念館」館長[日本]
2016年 9月21日 死去がん享年69歳
横山 むつみ(よこやま むつみ、旧姓:知里〈ちり〉、1948年〈昭和23年〉 - 2016年〈平成28年〉9月21日)は、日本のアイヌ文化伝承者。
「知里幸恵 銀のしずく記念館」初代館長。
北海道幌別郡幌別村(現在の登別市)出生、同道檜山郡江差町出身。
國學院大學文学部第二部出身。
夫は漫画家の横山孝雄。
長女は「知里幸恵 銀のしずく記念館」3代目(現在の)館長の木原仁美。
伯母は『アイヌ神謡集』著者の知里幸恵(父・知里高央の姉)。
アイヌ文化活動や著作業においては、アイヌ語に由来する結婚前の旧姓「知里 むつみ(ちり むつみ)」の名で活動した。
経歴=
1948年(昭和23年)、北海道幌別郡幌別村(現在の登別市)で誕生した。
幼少時はまだ差別が厳しく、近所の児童たちから「アイヌ」と言われて泣かされた日々を送った。
1955年(昭和30年)に父の転居に伴って、同道檜山郡江差町に転居したが、ここでも学校の同級生たちからの差別に遭い、石を投げつけられることもあった。
それまでは自分がアイヌだとの自覚は薄かったが、この江差で「アイヌは社会から認められない」と、否定的な意味でアイヌを強く意識するようになった。
東京での活動=
18歳のときに進学のため上京後、アイヌに対する偏見をなくしたいとの考えから、アイヌと和人との交流の団体である「ペウレ・ウタリの会」に入り、アイヌ語やアイヌの歴史の勉強に取り組んだ。
この会で計良智子らとの活動を通 ……
横山むつみさんが亡くなってから、8年と61日が経ちました。(2983日)