エリック・ホッファー 氏Eric Hoffer
哲学者[アメリカ]
1983年 5月20日 死去老衰享年82歳
エリック・ホッファー(Eric Hoffer, 1902年7月25日 - 1983年5月20日)は、アメリカ合衆国の独学の社会哲学者。
来歴・人物=
ドイツ系移民の子としてニューヨークのブロンクスに生まれる。
7歳にして母親と死別し、同年視力を失う。
その後、15歳で奇跡的に視力を回復する。
以来、再びの失明の恐怖から、貪るように読書に励んだという。
しかし正規の学校教育は一切受けていない。
18歳の頃、唯一の肉親である父親が逝去し、天涯孤独の身となった。
それを機にロサンゼルスの貧民窟でその日暮らしの生活を始める。
28歳の時、多量のシュウ酸を飲み自殺を試みるが未遂に終わる。
それをきっかけにロサンゼルスを去り、カリフォルニアで季節労働者として農園を渡り歩いた。
労働の合間に図書館へ通い、大学レベルの物理学と数学をマスターする。
農園の生活を通して興味は植物学へと向き、農園をやめてまで植物学の勉強に没頭し、またも独学でマスターすることになる。
ある日、勤務先のレストランでカリフォルニア大学バークレー校柑橘類研究所所長のスティルトン教授と出会い、給仕の合間に彼が頭を悩ませていたドイツ語で書かれた植物学の文献を翻訳した。
彼はホッファーが植物学にもドイツ語にも精通していることを知り、研究所で勤務することを持ちかけた。
研究所でしばらく働いたホッファーは、当時カリフォルニア州で流行していたレモンの白化現象の原因を突き止めた ……
エリック・ホッファーが亡くなってから、41年と186日が経過しました。(15161日)