エリザベス・ヴァイニング 氏Elizabeth Janet Gray Vining
作家[アメリカ]
(通称・バイニング夫人、平成天皇の家庭教師を務めた)
1999年 11月27日 死去享年98歳
エリザベス・ジャネット・グレイ・ヴァイニング(Elizabeth Janet Gray Vining、1902年10月6日 - 1999年11月27日)は、アメリカ合衆国の司書・作家。
日本では、ヴァイニング夫人の名で知られている。
第二次世界大戦後しばらくの時期、少年時代の第125代天皇・明仁(上皇)の家庭教師を務めたことで広く知られる。
生涯=
米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれる。
ジャーマンタウンフレンズ学校と後のブリンマーカレッジ(1923年のクラス)の卒業生となる。
1925年にドレクセル大学で図書館学の学位を取得し、1926年には、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で司書となった。
1929年にモーガン・フィッシャー・ヴァイニング(同じ大学のアソシエイト・ディレクター)と結婚するが、結婚前の名前で著作活動を続けた。
1933年にニューヨークで自動車事故に巻き込まれ、夫は死亡し、自身も重傷を負った。
療養中の1934年、クエーカー教の正式会員となる。
終戦後の1945年には著作活動を停止し、アメリカ・フレンズ奉仕団広報部に勤務。
1946年10月15日、GHQによって皇太子明仁親王の家庭教師に選ばれ来日し、少年時代の皇太子と義宮正仁親王(現:常陸宮正仁親王)をはじめ、その姉弟らに英語教育などを施すなどした。
また、学習院大学や津田塾大学においても講義などを行なった。
明仁親王にアメリカ人の家庭教師をつけたいと望んだのは、父で第124代天皇・裕仁(現:昭和天皇)だった ……
エリザベス・ヴァイニングさんが亡くなってから、24年と360日が経ちました。(9126日)