畑山博 氏(はたやまひろし)
作家[日本]
2001年 9月2日 死去享年67歳
畑山 博(はたやま ひろし、1935年5月18日 - 2001年9月2日)は、東京府出身の小説家、文学研究者。
人物=
東京に生まれ、幼くして父を亡くし、戦中後は、母、兄弟たちと小諸市大里村飼場に疎開する。
日本大学第一高等学校中退後、旋盤工など数々の職を経て、1966年に放送作家としてデビュー。
同年に「一坪の大陸」で第9回群像新人文学賞の小説部門優秀作。
1972年に「いつか汽笛を鳴らして」(「文学界」同年4月号に掲載)で芥川賞を受賞した。
地方出身の男女の恋愛を描いた小説「海に降る雪」(1976年)は、1984年に中田新一監督によって映画化された。
「つかのまの二十歳」(1982年)は、同年の課題図書(高等学校)に選定された。
後年は神奈川県葉山町下山口の丘陵地で土地を耕し、16匹の動物と暮らしながら宮沢賢治研究に従事した。
著書=
『狩られる者たち』(文藝春秋 1971年 のち旺文社文庫)
『ひたちうたがき』(小沢書店 1972年)
『母を拭く夜』(講談社 1972年 のち講談社文庫)
『蝸牛のように』(文藝春秋 1972年)
『はにわの子たち』(文藝春秋 1972年 「いつか汽笛を鳴らして」所収)
『いつか汽笛を鳴らして』(改題)(文藝春秋 1982年 のち文春文庫)
『駈けてくる朝』(中央公論社 1973年)
『あしみじの土』(文藝春秋 1973年)
『神さまの親類』(集英社 1974年 のち集英社文庫)
『満員電車と日時計』(筑摩書房 1974年)
『群れを離れた狼は』(青春出版社 1975年)
『青春に何を ……
畑山博さんが亡くなってから、23年と80日が経ちました。(8481日)