上田万秋(うえだまんしゅう)
日本画家[日本]
1952年 12月15日 死去享年83歳
本名は、己之太郎。明治2年8月15日、京都に生まれ、京都府立画学校を卒業して今尾景年に師事した。官展には明治40年第1回文展より出品し、同第2回に「閑庭」(3等賞)、第4回「逢坂山の径」(褒状)、第9回「光風霽月」(3等賞)等があり、あらたに帝展制となつてからは第1回に「蛙鳴く頃」を発表した。この年新制度に反抗して生れた新団体である日本自由画壇が創立されてからは、この同人となり、毎年同展に作品を発表した。主なものに第1回展「花鳥六題」、第5回「帝陵三題」、第8回「歌人の跡六題」があり、その他米国セントルイス万国博「闘鶏」、などの外国諸展出品の作品があり、穏和な画風の花鳥を得意とした。(参照元・日本美術年鑑 昭和30年版)
上田万秋が亡くなってから、71年と341日が経過しました。(26274日)