小口大八 氏(おぐちだいはち)
和太鼓奏者[日本]
(御諏訪和太鼓宗家)
2008年 6月27日 死去交通事故享年85歳
小口 大八(おぐち だいはち、1924年(大正13年)2月27日 - 2008年(平成20年)6月27日)は、日本の和太鼓奏者、御諏訪太鼓宗家。
1950年代に複式複打法を確立し、和太鼓ブームの立役者として知られる。
財団法人日本太鼓連盟副会長、長野県太鼓連盟会長、財団法人日本太鼓連盟認定の特別公認指導員を務めた。
略歴=
長野県岡谷市小口生まれ。
早稲田大学専門部卒。
代々、打頭を務めてきたとされる小口家の分家筋に生まれ、学生時代にはジャズドラムを習い、戦争から復員したのち、大八パン創業の傍ら、燦星楽団を結成。
1948年に小口家本家の味噌蔵から長野県諏訪地方の伝統芸能「御諏訪太鼓」の譜面(藤太郎覚書)が見つかり譜面の解読・復元に着手し、明治時代より途絶えていた御諏訪太鼓を1951年に復興、1953年に御諏訪太鼓保存会を結成し、以降御諏訪太鼓の宗匠・打頭として国内外で活動するほか、太鼓の作曲や指導も手掛けた。
東京オリンピック、大阪万博、長野オリンピックにも出演し、NHK大河ドラマ(1998年武田信玄 (NHK大河ドラマ)、1999年映画天と地と、2007年風林火山 (NHK大河ドラマ))などでも御諏訪太鼓衆役で演奏した。
また、世界各地の太鼓を700点以上集め、岡谷市に世界の太鼓博物館(御諏訪太鼓会館内)を設立。
2008年6月27日、交通事故に遭い、死去。
84歳没。
現在、孫の山本麻琴がその意志を受け継ぎ活躍している。
功績=
和太鼓は旧来、祭囃子や神楽など多々の場面で必要不 ……
小口大八さんが亡くなってから、16年と147日が経ちました。(5991日)