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トニー・ジャット 氏Tony Judt

歴史学者[イギリス]

2010年 8月6日 死去筋萎縮性側索硬化症享年63歳

トニー・ジャット(Tony Judt、1948年1月2日 - 2010年8月6日)は、イギリスの歴史学者。
専門は、フランス現代史、ヨーロッパ史。
人物= 1948年1月2日、ロンドン生まれ。
ケンブリッジ大学で博士号取得。
ニューヨーク大学ヨーロッパ研究教授を務めた。
2010年8月6日、筋萎縮性側索硬化症の為に逝去。
62歳没。
政治思想史= ジャットは、フランスの政治思想の研究からキャリアをスタートさせている。
『知識人の責任―ブルム、カミュ、アロン』『ヨーロッパ戦後史』『失われた二〇世紀』など、20世紀の歴史を描くにあたって、知識人の動向に着目した著作を発表してきた。
社会主義、マルクス主義の思想史について造詣が深い。
→詳細は「マルクス主義批判」を参照 ジャットは、マルクス主義を批判して、社会民主主義を擁護している。
ジャットは、マルクス主義について、あれほどの苦しみ(スターリン主義や毛沢東の失策やカンボジア大虐殺など)をひきおこした責任をおっているのだから、歴史のゴミ箱に投げ捨てるのも正当でもあるが、それだと過去が理解できなくなるという代償を支払うことになるとして、マルクス主義が20世紀の想像力をどれだけ強く掴んだかを思い出す必要があるという。
ジャットは、マルクス主義(共産主義)は、本質的に宗教的観念であったとして、マルクス主義者は、「歴史的」法則を絶対確実な根拠とみなし、必ず社会主義が資本主義に取って代わるに違い ……

トニー・ジャットさんが亡くなってから、14年と107日が経ちました。(5221日)

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