向山光昭 氏(むかいやまてるあき)
有機化学者[日本]
(有機化合物の合成の研究で、ノーベル化学賞候補とも目されていた。)
2018年 11月17日 死去肺炎享年92歳
向山 光昭(むかいやま てるあき、1927年1月5日 - 2018年11月17日)は、日本の有機化学者。
東京大学名誉教授、東京工業大学名誉教授、東京理科大学名誉教授。
社団法人北里研究所基礎研究所有機合成化学研究室名誉所員(前室長)。
東京化成工業株式会社基礎研究所技術顧問。
長野県伊那市出身。
位階は従三位。
略歴=
1948年 東京工業大学化学コースを卒業。
1953年 学習院大学理学部化学科講師となる。
1957年 同助教授となる。
また、東京大学より博士号を取得。
1958年 東京工業大学理学部化学科に移り、1963年教授となる。
1973年 東京大学理学部化学教室に移る。
1986年 日本化学会会長を務める。
1987年 東京大学を定年退官し、東京理科大学理学部応用化学科に移り教授となる。
1989年から1991年まで有機合成化学協会会長を務める。
1991年 東京理科大学研究所長に着任。
1992年 東京理科大学特任教授に着任。
2002年 東京理科大学を退職し北里研究所基礎研究所有機合成化学研究室室長となる。
2009年 北里研究所を退職し、東京化成工業株式会社基礎研究所技術顧問。
2018年11月17日、肺炎により東京都内の病院で死去。
91歳没。
業績=
シリルエノールエーテルとカルボニル化合物をルイス酸触媒(四塩化チタンなど)下で作用させるとアルドール反応が進行することを発見。
この反応は世界的に向山アルドール反応と呼ばれるほどで、今日、有機合成化学者で知らない者 ……
向山光昭さんが亡くなってから、6年と4日が経ちました。(2196日)