西川祐子 氏(にしかわゆうこ)
フランス文学者[日本]
2024年 6月12日 死去享年88歳
西川 祐子(にしかわ ゆうこ、1937年〈昭和12年〉9月15日 - 2024年〈令和6年〉6月12日)は、日本のフランス文学者・女性学者、京都文教大学名誉教授。
夫は立命館大学名誉教授の西川長夫。
来歴=
東京生まれ、京都育ち。
京都大学大学院仏文科修士課程修了、パリ大学で文学博士号、帝塚山学院大学助教授を務めていた1972年、大阪大学教養部のフランス語の公募に応募し、決まったと知らせがあったが、その後2年間放置され、ついに阪大を提訴し、勝訴したが職には就かず、長く非常勤講師をしたのち、京都文教大学文化人類学科教授、人間学研究所所長を2008年まで務めた。
樋口一葉伝ほか著書多数。
『古都の占領:生活史からみる京都1945-1952』(平凡社)による多角的な戦後史研究により平成29年度京都新聞大賞(文化学術賞)受賞。
2024年6月12日未明、京都市内で死去。
86歳没。
著書=
単著=
『森の家の巫女 高群逸枝』新潮社 1982。
第三文明社〈レグルス文庫〉 1990
『花の妹 岸田俊子伝』新潮社 1986。
岩波現代文庫 2019
『私語り樋口一葉』リブロポート〈シリーズ民間日本学者〉 1992。
岩波現代文庫 2011
『借家と持ち家の文学史 「私」のうつわの物語』三省堂 1998。
平凡社ライブラリー(増補版) 2023
『近代国家と家族モデル』吉川弘文館 2000
『住まいと家族をめぐる物語 男の家、女の家、性別のない部屋』集英社新書 2004
『日記をつづるということ 国民教育装置とその逸脱』吉川弘文館 2009
……
西川祐子さんが亡くなってから、162日が経ちました。