清水哲男 氏(しみずてつお)
詩人[日本]
2022年 3月7日 死去腎不全享年85歳
清水 哲男(しみず てつお、1938年〈昭和13年〉2月15日 - 2022年〈令和4年〉3月7日)は、日本の詩人。
経歴・人物=
東京府東京市中野区(現在の東京都中野区)鷺宮出身。
花火研究者の清水武夫は父、詩人の清水昶は弟。
東京都立立川高等学校から、各2年の浪人と留年を経て京都大学文学部哲学科卒業。
京大在学中、大野新らとともに、詩誌『ノッポとチビ』に参加。
大学卒業後は、芸術生活社、河出書房、ダイヤモンド社などで編集者として活躍する。
H氏賞を受賞した『水甕座の水』に収録されていた4篇から発展して成立した『スピーチ・バルーン』は、タイトルがすべて「チャーリー・ブラウン」、「ミッキー・マウス」などマンガのキャラクターという当時としては異色の詩集で話題になった。
この詩集を含め、彼の詩は決して難解ではないが、切れ味鋭く、深い味わいがある。
特に、最後に残る苦味は格別のものがある。
1980年頃よりワープロ、パソコンを導入し、IT方面でも詩壇では先駆的である。
俳句にも造詣が深く、インターネットサイト清水哲男の『増殖する俳句歳時記』を運営。
同サイトでは、第1期として1997年7月から2006年6月の10年間、最初の一時期を除き、毎日1句ずつ俳句の鑑賞を書き続けた。
2006年8月からは第2期として今井聖、今井肖子、松下育男、土肥あき子、八木忠栄、三宅やよい、中岡毅雄、小笠原高志、藤嶋務らとともに各人が曜日を担当する形で2016年8月8日ま ……
清水哲男さんが亡くなってから、2年と259日が経ちました。(990日)